浮気の証拠撮影が意外に難しいのはなぜ?


浮気の有力な証拠は通話履歴やメール・チャットの内容ではなく、なんといっても写真や動画になります。
浮気現場の写真や動画は、調停や裁判を有利に進めるためにも大切な証拠です。
探偵に浮気調査を依頼した場合でも、それは変わりません。


ですが、実際にやってみると、浮気の証拠撮影は思っている以上に難しいものです。
せっかく撮影した写真や動画が証拠として採用できないことも珍しくありません。
何故、浮気の証拠撮影は意外と難しいのでしょうか?


気が付かれないように撮影するのが難しい

浮気調査で証拠となる写真等を撮影するには、ターゲットに気が付かれないようにすることが第一です。


相手に気が付かれてしまうと、証拠をおさめられません。
気が付かれないようにする為には、一定の距離を開けたり身を隠しながら、撮影する必要があります。


しかし、そうすると今度は上手く撮影することが難しくなってしまいます。
写真や動画は撮影できても、証拠にならないようなレベルでは意味がありません。


現場を押さえるのが難しい

浮気の証拠を撮影するには、まず現場を押さえなければいけません。
ただ撮影すれば良いのではなく、浮気の証拠となるホテルへの出入り等を押さえる必要があります。


その為には、相手の行動を読んだり、尾行や張り込みをしなければいけなくなります。撮影をする前の段階て失敗をすれば、当然証拠撮影が上手くいく訳はないでしょう。


尾行や張り込みは、決して簡単な技術ではありません。そして、浮気現場を押さえるチャンスが巡ってくるかどうかは運任せです。
少ない機会をモノにして尾行・張り込みを成功させるのは意外と難しいものなのです。


機材が必要

浮気の証拠撮影は、現場や状況にあった撮影機材を使う必要があります。


日中よりも夕方から夜にかけて行われることの多い浮気。必然的に回りの暗い夜間に撮影をしなければいけません。


また、相手との距離をおく為に離れた場所から撮影をしなければいけないこともあります。
そのため普通のデジカメでは、対応できないこともあるのです。


ですから、それなりの撮影機材を揃えなければいけません。
それが浮気の証拠撮影を難しくさせる要因のひとつにもなっています。


撮影技術が必要

浮気の証拠撮影は、ポートレートを撮影するのとは訳が違います。
まず、浮気の証拠となる写真や動画は、人物の顔がハッキリと写っていることやまわりの状況がわかることが大切です。


裁判等でも通用する証拠を撮影するには、技術も学ばなければいけません。また、適切なカメラの設定をするための、知識も必要になります。
知識と技術、この二つが必要な浮気の証拠撮影は、決して簡単ではないのです。


浮気の証拠撮影なんてカンタン…と慢心できない


浮気の証拠撮影は、ただの写真撮影ではありません。

  • 顔が鮮明
  • 場所がラブホテルや旅館

といった、はっきり本人だと分かり、かつ肉体関係だと断定できる写真や動画が必要です。


他にも様々な条件を満たさなければいけないので、それだけ難易度は高くなってしまいます。

また、

2016年7月27日、自宅療養中だった歌手・中森明菜(51)の隠し撮り写真を掲載した週刊誌『女性セブン』(小学館)に対し、中森がプライバシーの侵害に当たるとして計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。

参考:芸能人「隠し撮り」で週刊誌敗訴…スクープ撮影と盗撮の違いとは?(1/2)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット)
ということもありますので、探偵のように法律で認められていない人による隠し撮りは、雑誌記者でも罰せられます。


最新のスマホを使えば浮気の証拠撮影なんて簡単だ、とは慢心できないことを覚えておいてください。決して簡単なことではないのです。


尾行や張り込みのスキルもない素人の場合、経験が豊富な探偵に依頼した方が成功率は高くなるでしょう。


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